自転車で香嵐渓

１１月末日、例のごとく朝になってからも山に行こうかどうしようか
うだうだ考えつつ準備していたら電車の時間が過ぎちゃったので、
選択肢の中にあった、「自転車で香嵐渓」に行ってみた。

香嵐渓は愛知県下では一番の紅葉スポットでしょう。
１０年くらい前、そのときは紅葉の季節ではなかったけれど、
自転車で長野県の飯田から愛知県に戻ってくるときに香嵐渓を通ったことがあったので、
自宅から自転車圏内だとは思っていたのです。それを試したくなって。
紅葉狩りにも行ったことありますが、そのときも豊田市街の駅から自転車だったっけ。

半分は市街の幹線道路を行きますが、市街地を抜ければ渓流沿いの気持ちのいい道。
ゆるやかに上っていく感じで、ポンコツクロスバイクでも快適ツーリング。
ほぼ想定通り、２時間半で香嵐渓に到着。帰りも同じくらいだったな。

わかっていたことだけれど、紅葉シーズンの香嵐渓は混んでいます。
ツアーバスがマイカーが大挙して押し寄せ、至るところに有料駐車場案内。
自転車であっても近場に適当に停めるのはちょっと許されない雰囲気で、
仕方がないので、町外れの誰にも迷惑のかからないところに置いて、
周辺を散策がてら紅葉スポットへと向かうことに。

さて、１０年ぶりくらいの香嵐渓の紅葉は…やっぱり観光客が多すぎる！！
平日なのにお祭りかフェスのごとき出店数に相変わらず猿回しもやってる。
もちろん紅葉の規模は大きいし、落葉が進んでいて最盛期ではなかったのにもかかわらず
息をのむ風景が広がっていて素晴らしいのだけど、それにしたって人が多すぎるんです。

でもせっかくなので、定番の五平餅やフランクを食べたり、
以前には行かなかった飯盛山（２５４m）の頂上まで登ったり、
それなりに満喫させていただきましたよ。

個人的には、人が多い待月橋（よく紹介されている赤い橋）周辺よりも、
歴史感じる足助の古い町並みや足助川沿い、紅葉なら大観音城址でもある
観音寺（無住？）の静寂な美しさがよかったです。


多くなっちゃいましたよ写真コーナー。

　
香嵐渓紅葉劇場のはじまり〜。　　　　　　山一面に紅葉が敷き詰められて。

　
飯盛山にある香積寺の境内からの風景。　　山中の墓石に紅葉。

　
少し登って香積寺の裏手から。　　　　　　飯盛山の山頂は城址でもあり。


山頂付近からの風景。

　
紅葉と巴川。　　　　　　　　　　　　　　渓流と紅葉もベストマッチ。


西町の『玉田屋』さんは今でも民宿営業中。


本町の『田口家』も歴史あるたたずまい。

　
旧街道のこの道幅とカーブがなんとも。　　マンリン小路は素敵な小路。

　
町外れの馬頭観音さまの脇に自転車を置かせてもらった。　そこで子タヌキに遭遇！！


観音寺前の紅葉。


観音寺のある観音山から足助の町並みを。

　
静寂な雰囲気。　　　　　　　　　　　　　廃屋に紅葉。

　
帰る参道レッドカーペット。　　　　　　　足助川の風景。