今年の4月は曇りや雨が多くなかなか動きづらく(どうせやらないくせに)。
晴天を見計らい23日(木)、お初、三重県の錫杖ヶ岳に行って来ましたよ。

相変わらずの電車で行く登山。JR関西本線を乗り継いで加太駅を下車。
亀山駅から関駅くらいまでは線路と国道1号線が並走しており、
昔、自転車で神戸まで往復したときに宿泊に使ったラブホが今も健在、
車窓から見えてちょっと感動!峠手前の宿場町、昔も今も要衝(^。^;)。
ここまで来るともう名古屋よりも京都や奈良のほうが近いですね。

10時半、加太駅から南へ、向井ICに向かい名阪国道の高架下をくぐり林道へ、
植林の中の舗装路を歩き進めば駅からは30分弱で登山口に。
ここまではクルマも来られ、駐車場には三重と奈良と大阪ナンバーの3台。

登山道はヒノキ林がやや単調に思うものの、すぐ沢沿いになり気持ちいい。
柚之木峠に出ると南側にパッと展望心晴れ。左折し尾根づたいに頂上へ。
ところどころ右手に展望開くも、そこそこのやせ尾根でちょっと緊張。
クライマックスは露岩の鎖場。こういうのがあると登山はより楽しい!

ちょうどお昼時の12時に錫杖ヶ岳頂上(676m)に到着。ヤッタ誰もいない!
うわーいい景色、360度のパノラマ!あとからやって来られた2人組と山談義。
昼食は最近ちょっとマンネリに思うもののカップラーメン&コンビニおにぎり。
少し下ったところにあずまやがありそこで食事の方もおられる様子。

帰りは、往復は避けたい自分、ガイド本の地図にある頂上北に伸びる点線
(登山道)を行こうとするも、やはり使う人が少ないのか入り口が不明瞭。
たぶんここだろうと少し下りてみると、木の根元からロープ垂れ下がり。
考えた末に降下を試みたものの、目星を付けた足場がことごとく滑りあえなく断念。
戻るのにちょっと必死になった…。13時10分ころ、素直に来た道を戻ることに。

帰路よもやま。柚之木峠までの尾根の下と林道で遠くですがシカを見ました。
先日の本宮山でも見たけど、ここも多いのかな。ニホンオオカミ復活希望。
そして、駐車場でも出くわした頂上で話した2人組に途中拾われ、
駅までクルマに乗っけてもらっちゃいました。14時15分には加太駅着。
錫杖ヶ岳いいですね!交通費かさむので頻繁には来られないけれど。


早く終わったので寄り道もあるよー、写真コーナー。

 
加太駅は正真正銘のなんにもない無人駅。 橋を渡ろう加太川。


要所要所にこんな道標があるので迷うことはないはず。

 
ここから舗装された林道歩き。      安心の案内板も林道はまだ続く。


加太向井の登山口。

 
登山道に入るとこんな感じでヒノキ林。  すぐに沢沿いに。

 
水がきれいで心洗われる。        ナンバリングで途中経過がわかる。

 
森林の中の渓谷。            滝っぽいところもあったり。


柚之木峠。

 
柚之木峠から南側の展望。経ヶ峰?    ヤマザクラが残っていてくれた。

 
小さい薄紫色の花をよく見かけた。    木の根はう尾根道を進む。

 
急斜面になってきた〜9番、あと少し。  イイネ!露岩の鎖場。

 
もうツツジも咲いています。       イイネ!鎖場2、ロープもあるでよ。


錫杖ヶ岳頂上。


錫杖ヶ岳の説明板。


眺望1、南東方面。右下に錫杖湖、伊勢湾は確認できず。


眺望2、北東方面。シャープ大丈夫?亀山工場が見える。


眺望3、北方面。特徴的な鎌ヶ岳がわかった。


眺望4、北西方面。国道25号線(加太越奈良道)が山の向こうへ。


昼食は定番のおにぎり&ラーメン。このタイプはちょっとスープ多いな〜。

 
帰路。尾根道に桜ひらひら舞い散りて。  ここわかりやすい、やせ尾根。


ちょっと寄り道。加太駅のすぐ西側、線路の向こうに神福寺というお寺があって。


裏の牛谷山が鹿伏兎城跡になっている模様。このお寺は鹿伏兎氏の菩提寺らしい。


行ってみるしか。竹やぶの谷に入り込み怪しい石積みを見つけた。


よくわからなくなって谷奥急斜面をよじ登り尾根に出て東へ道なり、案内板あったー。
関氏は聞いたことあるな。狭い街道筋を見下ろす山の上に城、理にかなっております。

 
当時のものかはわからないけど石垣があり。 井戸も残っている。


最後は加太駅構内の跨線橋上から、錫杖ヶ岳でしたー。