意識したことがなかったのだけれど、思えば、“自分ち”は山の近くにある。
登山といえばガイドブックに載っているような比較的有名な山を選びがちで、
近所にあっても名もないような低山なんて眼中になかったのです。

ただ最近、子供のころ水晶探しに遊びに行った「水晶山」が気になっていたのと、
曇りがちな天候と近場の手軽さも手伝って、今回はそこへ行ってみることにした。

ここは本当に自宅から自転車でスグ。一応ネットで下調べしてみたら、
こんな田舎の里山でも登ったうえでホームページに載せている奇特な人がいて、
ちゃんと三角点もある名前の付いた山だとわかったので、まずは頂上へ。

貯水池脇に自転車を置いて林道を歩き、突き当たりからは山道を登ると尾根へ出た。
尾根を進むと途中で鉄塔、あ!海が見える!!これは意外、自宅からこんな短時間で
海が見えるとは思わなかった〜。戻って尾根を伝えば三角点のある頂上(202m)。
申し訳程度にケルンがあって、わずかに眺望もあり木々の間から町が見えた。

ここまで自宅から30分。こんなに近くで、海まで見える山だったのか〜。
小学生時分、理科の授業か何かでこの山を歩いた気もするんだけれど、忘れてたな。
水晶を採りに来たのも最初は授業の一環で、個人でも遊びに来たのでそれは覚えていた。

海が見えた鉄塔のところまで戻って昼食。今回は試用も兼ねて新兵器持ってきました!
サーモスの「山専ボトル」、山専用保温ボトルです!保温力が違うらしい。
そしてカップヌードルも持参。山上で食べるラーメンは…うまし!!

さて、来た道を戻ってそのまま尾根を進んでみると、
入ってきたところと違う場所に下山しそうな感じだったので引き返す。
あ、デジカメ電池切れ。まだ子供のころに水晶を採った“水晶ポイント”に行ってなくて、
後ろ髪引かれる思いではあるけれど、今日のところはいったん帰宅しよう。

自宅に戻り電池充電しているうちに、やっぱり水晶を採った場所を確認したくなり、
もう一回行くことに。記憶を頼りにポイントへ、そこは10分で来られるところだった。
足元を注意深く探すと…あった!小さな破片の水晶!!今でもちゃんと見つかるのね。

いやー、近場の里山でもバカにできませんね。ここの場合とにかく近いのがいい。
正直、引きこもりポテンシャル高めの人間には遠出はハードル高いんです。
「エイヤッ」って、勢いが必要。それがなくても来られる。また気が向いたら行こ。


近場なので大した景色はありませんが写真コーナー。


一応季節感を、水辺にサクラ。


振り向いて眺望。じつは山の裾野に住んでいるんだというのを実感。

 
山道を登ります。            尾根の鉄塔から南側に展望あり。

 
水晶山頂上。              町を見下ろす。


鉄塔の場所に戻ってあらためて。海が見える!!

 
「山専ボトル」初見参。       カップヌードルと桜えびふりかけごはんで昼食。

 
水晶ポイントの入口。もっとガレてた気がするのは子供だったからか。ここを登ると…
あーそうそうこの感じ!!全国各地にある「水晶山」も同じような地質なのでしょう。


行けるところまで登ると眺望あり。


割とすぐに見つかりました、小さいですが水晶!!


じつはコレ子供のころ水晶山で集めた水晶!!まだしまってあった〜。