最近話題になっている「PSE法(電気用品安全法)」ですが、
じつは自分にとっても、少しだけ気になる問題だったりします。
というのも、昨年末あたりから、使わなくなって久しい
シンセサイザーを売ろうと思っていたんですよね〜!

え?シンセサイザー?そうです、テクノ好きが高じて、
当時(10年くらい前?)はシーケンサー(曲を作る機械)や
シンセサイザー(音を作る機械)にも、その興味は飛び火していました。

最初に買ったのは、ヤマハの音源付きコンパクトシーケンサー、QY20でした。
その後、同社のシーケンサーの上位機、QY300を購入。
音源にはローランドのモジュールシンセ、JV-2080を買ったりで、
JVシリーズ用のエクスパンション・ボード(音の種類を増やす基板)も、
「ヴィンテージ・シンセ」とか「ダンス」とか「テクノ」とか、
とにかくそれっぽい音の出るものは搭載していったなぁ〜。

シーケンサーやシンセサイザーをいじっていると、
一日があっという間に感じられ、まさに“ハマる”対象でした。
でも、今はもうそんな時間もなく、いくらか熱も冷めたのか、
シーケンサーもシンセサイザーもまったく使っていません。
テクノミュージックは相変わらず好きなんですが〜。

というわけで、シンセイサイザーを売ろうかなぁと思っていた矢先、
「PSE法問題」ですよ!PSEマークのない電気製品が販売できなくなるとのことで、
昔のシンセサイザーなんか、まさにそのとばっちりを被ることになります!

ほんと、お役人連中はわかっていないよ〜、
この法律の本来の目的は消費者の安全のためなんだろうけどさぁ〜、
楽器でも家電でも、「その音がいいから」とか「安いから」とか、
いろいろな理由で中古品の需要があるわけです!

自分も大好きな往年の名機、ローランドのTB-303やTR-909の扱いって、
今どうなっているんだろ…。パソコン上のソフトウェア・シンセで音は再現できてもさぁ、
やっぱり独特のグルーヴ感とか、そういうのって、あると思うんですよね。きっと、
ハードフロア(TB-303を使いまくるテクノの大御所)もドイツからプンプンだよ〜。

当然、ミュージシャンから中古家電を販売している業者まで、
このPSE法には反対しています!一般の消費者にも影響はあるでしょうし、
こんな法律に賛成の人って、いるんでしょうか?どう考えても変な法律です。
悪しき“使い捨て”を強制させることにもなりかねませんよね!


 
ローランド社のTB-303とハードフロアの『TB RESUSCITATION』。