東京五輪開会式楽曲制作に携わっていたミュージシャンが
過去のいじめ問題で辞任に追いやられた件…まあ、犯罪レベルの所業のようだし、
叩かれても自業自得、因果応報があって然るべきと思ってしまうのだけど。

でもなあ、直接関係のない人たちがネットを主戦場に匿名でよってたかって
批判あるいは誹謗中傷というのは…それもまたいじめなんじゃあないのかね。
因果応報があるというなら、そういう人たちも覚悟しなきゃいけません。
ただ、加害者は自覚ないんだよなー。ほとんどの人が贖罪もなく生きている。

いじめの対象になる人と同じように、有名人が“悪目立ち”すると“炎上”するのは
よくあることで、ちょうど今だとオリンピックメダル候補の自国選手が予選落ちして
謝罪めいた言葉もないようなら、ネット上では直接関係ない人たちによる批判の嵐。
ん?誰に謝罪?残念な結果に終わって一番悔しいのは選手本人だろうに、何なの?

いじめられるほうも悪い、SNSをやるのが悪い、批判と誹謗中傷やいじめは違う、
などという論調も多いのだけれど、本質的にはこれ、いじめも誹謗中傷も批判も、
人類の進化の過程で異質な者の排除のため分泌されるようになったという、
広義の脳内麻薬(ドーパミンとかテストステロンとか…詳細ネット見ろ)が
出まくりで気持ちよくなっちゃうからやるんだよなあ。正義本能制御不能。
自分の快感のために他者を傷つけるって、レイプ犯と同じじゃね?

と、自分は関係ないからと傍観するばかりで批判も助けもしない人ずるい。
非難されぬようこんな予防線を張るのもまたずるい。