2019年になりまして1月2日(水)、正月というか休みだったもので、
ひとり中山道のいいところ、中津川駅から落合、馬籠、妻籠、
三留野手前の南木曽駅まで、日帰り歩き旅。

これまでこの“ゴールデンコース”には、なぜか連れ合いありで過去2回。
前回は7年以上前か。今回は満を持してのひとり歩きで、マイペースやりたい放題。

このルートのこの道順は自分の中でもう最高。旧街道の名残多く、
馬籠や妻籠は古い町並みなどなど見どころいっぱい。要所要所で道標もあって、
舗装路には色付きの小石が散りばめられておりわかりやすく、地図なしでも迷わない。
総距離およそ20kmの行程は、9時台にスタートすればランチタイムに馬籠、
おやつタイムに妻籠を経て、夕方にはゴールできる。休憩にちょうどよく絶妙な位置に
宿場町があるのですよね。さすがに歩いて往来した時代の道だけのことはある。

今回はひとりだったので、飲食は現地調達(予定通りを減らし偶然性を楽しむ)
かつコンビニ(中津川駅にしかない)と自販機の使用禁止、地図は見ない、
といったルールを課しましたが、まったく問題なし。誰にでもおすすめできる。
クルマで馬籠や妻籠だけ観光する人が多いですが、歩いてこそですよ宿場町は。


ひとりだったもので今回ばかりは写真がちょっと多くなりました。


中津川宿の東端かな、再現された高札場(江戸時代の官報掲示板)。


与坂立場跡。宿場と宿場の間にある茶屋を「立場茶屋」といい、
ここには越前屋という茶屋があり三文餅を売っていたそうな。


落合宿は馬籠や妻籠と比べたら地味ですが名残は感じられます。

 
落合の石畳。3カ所70mは現存、全長840mの石畳が復元されており。


新茶屋にある民宿。江戸の終わりころにここに移ったから「新茶屋」だそうで。
わらび餅がその茶屋の名物だったという。


振り返って歩いてきた方面の景色を。今回ところどころに残雪が。
着込んだうえに歩いているのでそんなに寒くない。上り坂ではちょっと汗ばむくらい。


いい感じの集落。旧街道の舗装路には色付き小石が敷き詰められておりわかりやすい。


馬籠城跡地に雪だるまが。


馬籠城跡の案内板。街道沿いの小高い山に城は戦国あるある。

 
来ました馬籠宿!正月でも観光バスはいるし人多い。人が少ないときを見計らって。


ひととおり見歩いて現地調達ランチは定番の五平餅&おやき。


馬籠上陣場跡より恵那山を眺めつつ…


ランチおかわり別の店のおやき2種。

 
山間部の道中はけっこう雪が残っており。 いかにも旧街道沿いらしい集落。


車道ですが馬籠峠、岐阜県から長野県へ。昔は馬籠って長野県の山口村でしたよね。


残雪の道の先には立場茶屋跡にある牧野家住宅。

 
少し寄り道、当時から名所だったという男滝と女滝。滝の両サイド凍ってる。


前にもいたかも、途中の集落にいた人懐っこい犬。愛でられているのがよくわかる。

 
やっぱり長野県のほうが雪が多く。    またまた旧街道沿いの古めかしい集落。


妻籠まであと少し、民宿がある大妻籠の集落。

 
やって来ました妻籠宿。馬籠より落ち着いた雰囲気で時間のせいか観光客も少なめ。


寄り道で妻籠城址。これまた戦国あるある街道沿いの山城。


妻籠城址の山上から、歩いてきた馬籠峠と妻籠宿を一望。


城山北側からは夕日に照らされた中央アルプスの白い山々が。


最後に、南木曽駅近くのSL公園ではSLがイルミネーションで飾られて。