昨年の前半と後半と、FXで二度にわたる大損失を出して以来、
「バカに塗る薬はない。けれど、矯正ギブスならあるかもしれない」と、
「矯正ギブス=一定水準でのストップロス設定」をすることにしたわけですが、
一体どういう設定になっているのかといえば…はい、単純なものなんです。

昨年前半の大損失後にとりあえず考えた、“ストップロス設定の掟”では、
「新しくポジションを持つときには必ずストップロス設定を入れておく」
ということで、その設定は自らの裁量でもって行っていたのですが、
それ以降、損切りもなく順調に利益を出せてしまっていたせいもあって、
昨年後半の時点ではその設定もユルユルに…また大損失につながったと…。

そこで、そんなダメな自分ですから、今年は有無をいわさず絶対に、
各通貨ペアごとに一定の値幅で、ストップロスの指値を設定しています。

米ドル・円…200ポイント ユーロ・円…200ポイント
カナダドル・円…200ポイント ポンド・円…300ポイント
オーストラリアドル・円…150ポイント ユーロ・ドル…250ポイント

とりあえずはこんな感じです。ニュージーランドドル・円も豪ドルに準じますが、
自分の場合、NZドルを取引する気はありませんので…。あとは、取引するであろう
欧州クロスの通貨ペアの設定を考えないといけませんが、それについては、
値幅での損切りではなく、準システム売買を手動で行うことも検討中です。

上記の値幅でのストップロス設定、基本的には中長期売買向けだと思います。
“損小利大”の観点からいけば、ストップロスまでの値幅である2円とか3円以上の
差益を取りたいのですから、ある程度の期間はポジションを持つことになるでしょう。
まぁでも、利益確定のほうは臨機応変にやっていきたいなぁとも思っています。
相場によっては、短期売買にしておくこともあるかもしれませんし。

このストップロス設定、持ち値から2円とか3円までは逆行してもいいんですから、
けっこうな猶予を与えているわけです。それでも損切りされてしまうというのは、
それはもう、そういうポジションを持った自分が悪い。負けを認めます。
この値幅、短期売買向けに狭めることはあったとしても、
これ以上広げることはないでしょう。

しかし、まだまだ自分は甘いです。現時点ではこのストップロス設定、
こちらのFXの取引会社ではFXA証券でのみ採用。マネーパートナーズではまだ。
上限7倍ほどと低レバレッジ取引をしている三貴商事のくりっく365では導入せず。
さらに、昨年から持っている塩漬けポジション(カナダドルね)には設定していない。
今後の円安を見通してのことではありますが、例外があるのはいけないです。
“ストップロス設定の掟改”、今年の前半までには絶対のものにしたいです。

ところで、このストップロス設定の掟には、含み益を確保するための
「トレーリング・ストップ」が付随します。毎日、できればほぼ決まった時間に、
手動でストップ設定を引き上げます。早起きが苦手な自分、夜にやっちゃうかな…。
基本的には、ストップロス設定の値幅以上の含み益が確保できるようになったら、
トレーリング・ストップ、発動。過去3日間の安値あるいは高値を
ストップポイントとします。いわゆる「3バー」ってやつですね。
ローソク足の「三本抜き」を相場反転と見なす、というやり方。

これ、ごくごく基本的なことではあるのでしょうが、昨年、FX業者のMJの
為替実践セミナーで、山中先生が紹介してくれた方法をそのまま使っています。
そういえば、値幅、値動きでのストップロス設定も同じときに勉強したっけ。
資料にあったバックテスト(検証)の結果を見ても、うん、問題ないでしょ〜。

ただ、トレーリング・ストップについては、その発動もまだこちらの相場観次第、
というのが現状です。「利益確定くらい、遊ばせて〜」という…(^。^;)。

ちなみに、今、こちらのFXのポジションでストップロスに近いのが、
121円60銭の米ドル買いと、238円ちょうどのポンド買いポジションです。
米ドルの値から2円、ポンドからは3円引いてみてください。近いでしょ!
ここを抜かれると、ほかのポジションも次々と損切りがなされてゆくのでしょうから、
対円通貨、そろそろ反発をお願いしたいところです(^。^;)。