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自分勝手と戦争と [ニュース・報道]

人とは、自分勝手なものなのでしょうか。

自分のこと、自分たちのことばかりを考えて、
相手のことを考え思いやることができないから、
人間関係、いざこざがあります。けんかになったりします。
そしてその延長線上に、国家単位のけんか、戦争があるのだと思います。

8月、この時期になると、にわかに“戦後”が話題になります。
毎年、「にぃちゅあ〜ん」って、『火垂るの墓』がテレビで放映されます。
戦争の、原爆の映像が流れます。あれは、この世の地獄ですね。ひどい。

それでも、戦争はなくなりません。
世界のどこかで、何かしらの紛争が起こっています。

どっちが悪いかなんて、どちらも悪いのだから比較はできませんが、
戦争をしたがっているのでは?という国も、ときに見受けられます。
過去には、仮想敵国を外交で、戦争をするしかない道に追いつめて、
その国からの奇襲攻撃も、わかっていながら見て見ぬふりしてやらせた節あり。
それを自国民の愛国心高揚にうまく利用して、仕上げは原爆投下。
「戦争を早く終わらせる」という大義名分のもと、
数多くの一般市民を被験者にして、“爆破実験”をやってのけ…。
つい最近も、「テロ撲滅」、「大量破壊兵器の存在」をいいがかりに、
邪魔な政権崩壊させて、“自由”の押し売り訪問販売…。
そりゃあ、テロリストの標的になるよ〜。テロだってもちろん許せませんが。

戦争って、大規模な人殺しですよねぇ。
よくもまぁ、あんなにたくさん、人が殺せるものです。
普通なら、人ひとり殺したって、けっこうな罪になるはずなのに。
直接、自らの手を血に染めて人を殺めなければ、
相手の痛みなどは、わからないものなのでしょうか。
ちょっと考えれば、痛い!って、誰にでもわかりそうなものなんだけれど…。

話は変わるけれど、夏といえば花火大会で、
4年前の“明石市歩道橋圧死事故”のことも、思い出しました。
裁判では市が有罪、敗訴となったのですが、これは市だけが悪いの?
みんなが自分勝手に、「もっと花火が見たい!」と歩道橋に押し寄せたのだから、
そこにいたすべての人が悪いんじゃないのかと、思えてなりません。

とにかく、世の中の多くの問題って、
人の自分勝手から端を発しているように、思えます。
みんなが相手の、他者のことを考えられる、自分勝手のない世界になれば、
戦争だって、起こるはずはないのになぁって、思うのですが〜。

だから私は、自分勝手は嫌いです。
そんなことをいっている自分が、自分勝手。なんですよね〜(^。^;)。
あぁ禅問答〜堂々めぐりでメビウスの輪で〜。
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